【実体験】歯科技工士の実態 ー再就職での仕事編その1ー

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時雨です。@shig645

前回は再就職するまでのことを語りました。

今回はその再就職先でのことを語ります。

再就職先には歯科技工の専門学生時代の同期がいたので、
気持ちとしては気楽ではあった。

以前感じていた【明らかにブラック】な感じはなく、
女性の歯科技工士も複数人いて前の技工所とは全然違った。

歯科技工業界の大手だけあって、女性でも歯科技工士として働けます!
と、会社のPRでも使われていたのはどうやら本当のようだった。

再就職してからは、その技工所の色々な部署で仕事をしていた。
俗に言うヘルプみたいな感じでもあったし、
色々出来るようにするという技工所の方針もあったようだった。

ここでは前の技工所と大きく違うところがあって、
それは『分業制』だったというところ。

その名の通り、模型の部署は模型のみ、
パターンワックス担当の人はそれのみ・・

と、他部署のことはせずに専属で作業を分割することで効率化を図っていた。
全体的には良くみえる、このシステム。

ただデメリットとしては、
【その部署での仕事しかできない】こと。

これだと単純作業しかしていない人は転職するとしても、

『君、これだけの期間いたのにそれしか出来ないの?』

と、言われかねないことがデメリットに今なら感じる。

それでも仕事ができる人は、
午前と午後で違うことをやったり、
本当の意味でのヘルプをやったりと。

出来る人と出来ない人の差が顕著に現れていた。
もちろん、今だから言えるし分かること。
当時は頭使いこなせていなかったから、特に疑問に思わなかった。

俺としては、同期のツテで入社したので何でもやります!!
の精神で仕事をしていた。

始業が8:30なんだけど、片道2時間で特快の電車なので、
途中で止まらないのが難点で。。
お腹の調子が悪い時には寝るか、ひたすら耐えて耐えて・・
ようやく止まった途中の駅のトイレに駆け込んだりもした。

定時は17:30だったけど、大体18時くらいまでやって帰れた。

もうね。これだけで、前とは全然違うのよ。

前の技工所であった、
・意味の分からない、いや意味のないマイルール

・先輩社員に胸ぐら掴まれる
・2ちゃんで書き込みがないかを探す

こんなヤバイことをしているところは他にはないか💨

入社して1年目はそんな感じでゆる〜く、作業をしていた。

因みに技工所の所長はGLAYのTERUに似ていたので、
女性歯科技工士の憧れの的だった。

バツ1で子供は引き取っていなかったからか、
どこか飄々としていて、俺はその所長に気に入られていた。
そして俺もその人を好いていた。
1人の人として。

実際、格好良かったからこの人なら・・
とまでにはならなかったけど、
技工の技術やカリスマ性は高かった。

ただ、人使いは結構荒くてそこら辺は“ブラック”の片鱗が見えていたかな。

そういえば大手だけあって、
・朝礼があったり
・社是を毎朝皆で読み上げたり
・司会みたいなのを週一務める人がその日の目標を言ったり
・副所長や所長の一言があったり

そんなどこにでもありそうな大手ならではのルーティンのようなものもあったな。

社員旅行もあって、その時には歯科技工士だけではなく、
・歯科医院から仕事を貰ってくる営業部門の人
・様々な部署の部長や部長代理、
・取締役から社長まで

文字通り全員で旅行に行った。

変わっているな、と思ったのが本社の社長自らが社員1人1人に対して事前にアンケートを書いて、
それを元に同席している取締役と共に面談していたこと。

社員数で言っても、軽く500人はいるのによくやるなぁと感心した。

技工所と営業所だと、営業所の方が数は多くて、
全国にそれらがあるから営業所から最寄りの技工所へ・・・

という訳ではなく、
技工所も分業化していて、俺がいた技工所は比較的楽な位置にいた。

・同期はいるから楽しいし
・所長は格好いいからいいし
・ちょっと可愛い女性歯科技工士もいるから目の保養になるし・・

ここでなら俺、やって行けそう!!

そう思っていた時期が俺にもありました。
そう、入社して1年目が終わろうとしていた、その時期。

先ほど語っていた、技工所としての分業制。
つまり、ゆるーくやっていた俺がいた技工所に楽園の終わりが見えた。

つづく。