【3年A組】全話観ました。

はてなブックマーク - 【3年A組】全話観ました。
このエントリーを Google ブックマーク に追加
Facebook にシェア
Pocket

時雨です。@shig645

話題となったドラマ、【3年A組】を観ました。

このドラマを観た感想を私なりに述べたいと思います。

なお、この先は完全にネタバレですのでドラマをご覧になった方のみ進んでください。

 

 

 

 

サスペンスドラマだと思っていた

最初は生徒を人質に立てこもり、
教師の柊が殺人をするサスペンスドラマだと思った。

実際、柊は生徒を次々とペナルティと称して殺害していった。

教師を、柊自身を舐め腐った生徒達を暴力と恐怖で服従していった。

これはサイコパスの教師なのかな、そういった作品かと思った。

 

柊には目的があったことを知る

ただ俺の予想を裏切ってくれた。

柊にはどうしても達成、解決したい目的があったのだ。

そこに至るまでの、
生徒へ本心を曝け出すように仕向ける柊。

ある生徒が自殺したのは、
実はこのクラスの生徒達が関わっていることが分かったからだ。

自殺した生徒を、自殺に追い込むように仕向けた生徒達を
一人一人、“更生”していく柊。

俺は最近、『GTO』を観ていたから、
もしかしたらこれはただの学園ドラマでもサスペンスドラマでもないだろうと思い始めてきた。

真相に迫るにつれて、
明らかになっていく真実。
自殺に追い込んだ者達が次々と明らかになってゆく。

後ろめたいことに目を背けてきた者達が、
背けた者に対して‪“制裁”を下す柊。

そして、柊は『最後の授業』を始めた。

【3年A組】は社会派ドラマだった

最終回は、真犯人が明らかになる話。

真犯人は・・・SNSで悪意を振りまく人達だった。

確かに、SNSは良くも悪くも、人間の本性が出る場所。

かの『GTO』は、
「言いたいことも言えない、こんな世の中じゃ〜」

と、言っていた。

ただSNSがある現代では「言いたいこと」は言える。
直接言えなくても、何かを通せば簡単に。

それは時として凶器となる。

これは現代の社会に訴えかけているドラマだったんだと、
最終話を観て思った。

柊や生徒達は数多もの涙を流した。

ただ、俺はもらい泣きしたりはしない。
とても感動するドラマだった。

一番は菅田将暉の鬼気迫る演技。

これだけ実力のある、何の役も出来る役者を近代観たことがない。
いやはや、ドラマに吸い込まれたわ。

次は『家政婦のミタ』を観ようと思います。